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マキュラータの花芽

マキュラータの花芽が伸びてきました。先の方につぼみの元? なのか分枝なのかふくらみがあります。この仲間は無限花序に近い伸び方をするらしくて、分枝しながら複数の花を咲かせるようです。まだバルブがそれ程大きくないので多くの花は着かないと思いますが、初見の花は楽しみです。

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クレピディウム・カロフィルム

タイやインドネシアなど東南アジア原産の地生ランです。昔は Malaxis という、ホザキイチヨウランやヤチランと同属に扱われていましたが、APG分類では分けられて Crepidium になりました。ホザキイチヨウランは Malaxis のままですが、ヤチランは Hammarbya という属に変更になったようです。

まー葉の様子や花もちょっと違うよねぇ? とは感じていたので、なんとなくまとめていたものを遺伝子調べたら違っていたよということですね。葉模様がきれいなのと、花も面白い咲き方をするランなので、南アフリカ球根類や多肉植物の好きな方には人気がありそうです。

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黒トウヒの実生

黒トウヒ(Picea mariana)、ブラック・スプルースと呼ばれる針葉樹をタネ蒔きしました。暑さが苦手な寒冷地向きの針葉樹なのにこんな時期に蒔いて大丈夫か? とは思いましたが、耐暑性のある個体が残ったりしないかと、勝手な期待をしています。黒トウヒにとってはいい迷惑です。

播種してから18日目で22粒の内20本発芽しましたので、かなり発芽率がいい状態の良い種子だったようです。今出ているのは子葉ですので、これから本葉が出始めます。いくつか見る限り子葉は5枚が普通で、4枚や3枚のものもあります。子葉の枚数? による違いがあるのかちょっと気になります。

成長すると見た目がモミの木そっくりになるので、欧米でクリスマスツリーの鉢植えに使われているのはこの樹を含めたトウヒ類が多いとか。モミ属に比べてトウヒ属は成長が早いので、木材としてもスプルース材としてよく使われています。庭木にするには大きくなりすぎますが、コンテナや盆栽に使うと面白そうです。

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オエセオクラデス・カルカラータ

Oeceoclades calcalata カルカラータという種類を入手しました。細い葉が特徴で、葉の両側に銀白色の縁取りと、濃い緑の斑模様になります。前に紹介したオエセオクラデスの中だと、スパツリフェラの模様の入り方と少し似ている感じです。全体は緑色なので、色の雰囲気からはマキュラータに近いと感じます。

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アナベル

アメリカアジサイという紫陽花の品種で、いつの間にか日本中に普及しました。雰囲気はノリウツギなどの夏咲きのアジサイに近いですが、開花期は早めで5月頃から咲き始めます。会社周辺だと6月から咲いているのを見掛けます。古くから庭木として人気のある紫陽花ですが、ガクアジサイや野生種のタマアジサイ、エゾアジサイのどの種類も花芽の出来る時期が8月頃と真夏にあたります。

そのため、紫陽花の花芽の出来る時期を知らないで、秋から翌年の春先に剪定をしてしまうと、その年に咲いてくれるつぼみが全てなくなってしまいます。それに比べてノリウツギの仲間やこのアメリカアジサイは、新梢咲きというその年に伸びた新しい枝の先に花芽を付けます。剪定の時期や剪定のやり方にもあまり気を遣わずに、気楽に楽しめる点が人気の原因かもしれません。

アジサイの中にも新梢咲きの性質を持つ品種や、二季咲きの品種も増えてきたので、好みのアジサイを楽しみやすくなりました。