ナンゴクウラシマソウ・オレンジ花
ナンゴクウラシマソウ・オレンジ花

3年前にヤフオクで入手した小球根で、今年はまだ咲かないだろうと思っていましたが意外にも咲いてくれました。ナンゴクウラシマソウの色変化はあまり多くなく、赤花系がいくつか知られている程度らしいです。この花もオレンジというには赤味が強いかな? という赤花系統ですが、ウラシマソウの赤花はワインレッドのような赤紫が多いので、面白いなと思います。

ナンゴクウラシマソウはウラシマソウの基本種にあたります。日本では西日本丹分布して、朝鮮半島にもあるとか。ウラシマソウと比べると全体的に小型になる傾向があるようです。

写真,野草

クゲヌマラン
クゲヌマラン

この仲間の野生ランの存在を知ったのは、わたしが中学生の頃が初めてでしたので、かれこれ50年近く昔のことになります。初めて見たのはキンランで、父とエビネを見に行った途中で出会いました。それ以来この不思議な野生ランの仲間に心惹かれ、ギンラン、ササバギンラン、ユウシュンランと目にしたり写真を撮ったり出来たのですが、もう一種、クゲヌマランという種類があるという事実と、見ることが出来ていないという残念な想いが引っかかっていました。

クゲヌマラン(Cephalanthera longifolia)の存在を知ったのは、大学の自然系サークルに入った頃。幸いにも近くに有名な自生地があると教えてもらったので、先輩かたがた有志のグループで自生地を訪れて、クゲヌマランの花を探しましたが見ること適わず。それからも毎年花の時期に行ってみましたが、見付けることはできませんでした。ユウシュンランはサークル活動で訪れた山で偶然発見できて、意外にもたくさんの株が生えていて驚きつつも嬉しかった想い出です。

ウラシマソウ「丹心実生系」
ウラシマソウ「丹心実生系」

昨年は親芋が寿命を迎えて子芋に分かれてしまって花が咲きませんでしたが、今年は育っていた子芋の一つが花を付けてくれました。雌花の時より茶色成分が多くて鮮やかさはありませんが、色乗りも良くて良い赤花になってくれていると思います。ただ大球傾向といいますか、花を付けるにはけっこう大きな芋に育てないと咲きにくいです。

わたしの好きな赤花の品種で、紅炎というウラシマソウがあるのですが、紅炎は小球性? と表現して良いくらい、芋が小さな内から花が咲きます。パンダも比較的大きな球根で咲くように思いますし、産地の差なのか、品種ごとにバラバラなのか、色で傾向があるのかをもっと注意深く観察してみたいと思います。

ウラシマソウ「白心」
ウラシマソウ「白心」

静岡のドリームシードさんから入手した、黒系で白ヒゲとなるタイプのウラシマソウです。今年はまだ芋が小さかったので、たぶん咲かないなぁと思っていたのに咲いたのでビックリしました。おそらく雄花と思いますが、ヒメウラシマソウの開花球くらいのサイズだったのに咲いてくれるとは。花が咲きやすい品種なのかもしれません。

ガーデニング,洋蘭

Paph delenatii f. vinicolor の花
Paph delenatii f. vinicolor の花

パフィオの原種系の中で、良い香りを持つものは少ないそうですが、デレナティーはその中の一つです。この株もバラそっくりの良い香りがあります。自分の感じ方だと、ハマナスの香りに近いかなぁと思いました。こちらのパフィオも前回のワーディ・アルバと同じ及川洋蘭園さんの系統です。

Paph. delenatii fma. vinicolor ×sibling ( 'F-238’ × 'Wine Drop’ ) という組み合わせの実生個体で、F-238 は「’Select’×’Old Mountain’」から選抜された大輪系、Wine Drop は「’Upper Field’×’Patty’」から生まれた濃色個体だそうです。ビニカラーというのが「ワインカラー」という意味なので、まさしく赤ワインのような落ち着いた艶のある赤紫が出ていると思います。