タイムいろいろ-フォックスリータイム

2018年9月14日

ハーブの中ではタイムが特に好きなので、いろいろな寄せ植えに使います。フォックスリータイムは、お料理用よりグランドカバーやグリーン素材として人気のタイムで、耐寒性が高く育てやすい種類です。以前は写真に写っているような一品種だけでしたが、いくつか枝変わりや改良種が出てきたのでご紹介したいと思います。

最初はオーソドックスなフォックスリータイムです。這う性質とほどよい香りの丈夫なタイムなのですが、斑が片斑になりやすくて青葉に戻ったり、幽霊(真っ白で葉緑素がない)が出やすかったりの欠点もあります。

夏頃伸びる芽に斑が入りにくいのも残念なところです。

次にご紹介するのが、フォックスリーライムというライム色の改良種です。立ち上がる性質が強いので、枝変わりじゃなくて交雑で生まれた品種かもしれません。全体が明るいライムグリーンですが、葉っぱの周辺だけ濃い緑や時々白色が残っています。

フォックスリータイムをベースに、葉っぱの中央をライム色にした品種ですね。香りは元のフォックスリータイムより少し強く感じます。

最後にドレスホワイトというタイムです。購入して間もないので、あまり株が大きくなっていませんが、性質はライムに近いように思います。どの葉っぱにもまんべんなく斑が入っていて、青葉や派手すぎる枝はほとんどありません。

弱点を改良するように選抜して生まれた品種だと思います。夏でも斑が残るらしくて、寒さに当たるとピンク色も出てくるそうです。これから冬にかけて楽しみにしたいと思います。

その他にもタイムは、シルバー、ゴールデン、クリーピングレモン、ゴールデンレモン、オレンジスパイス、ラベンダー、ロンギカウリスなどいろいろ育てていますので、こちらもいずれ紹介したいと思います。