紅花大文字草・早乙女

2018年11月13日

※お花が咲いてきたので写真を差し替えました。

先日紹介した「秋の寄せ植え その1」で使っている、紅花大文字草が咲き始めました。すぐに咲くかと思っていましたが、意外と時間が掛かったのは冷え込む気温のせいなのか、この品種の特性なのか気になります。

外側に向かうほど淡くなるピンクの八重咲きで、全体の色あいも咲いて数日すると薄くなる色変わりの性質があります。そのお陰で咲き進むと、お花の色に変化が生まれてよりきれいです。この品種、早乙女は紅花大文字草としては少し遅咲きの系統で、「舞扇」が早生なのとくらべると二週間ほど遅く咲き始めます。大文字草の中ではミヤマダイモンジソウのような夏咲きのごく早生種や、エチゼンダイモンジソウやハルユキノシタなどの春咲きの種類もあるので、この仲間だけでも春から秋まで楽しめます。

なかでもイズノシマダイモンジソウは12月から2月にかけて咲く遅咲き? の種類なので、寒冷地で無ければ冬にもダイモンジソウの咲く姿を見られます。

 

ユキノシタやジンジソウも同じ仲間なので、大文字草の仲間だけでもいろいろな楽しみ方があるように思います。以前は栽培の難しい面もありましたが、最近の品種は育てやすいので寄せ植え素材の一つや、コケ玉で盆栽仕立てなどやってみたいと思います。