懐かしのコビトハンゲ

わたしが高校生くらいの頃に初めて見かけたように思います。ニオイハンゲというバナナのような香りのする小型のサトイモ類があって、それに似た感じで花に特徴のある小型の山野草という雰囲気。

いつの間にか広まって、割とどこの山野草店でも見かけたように思っていましたが、つい最近久しぶりに育ててみようと探してもどこにも売っていません。ネットで栽培している人の話も2016年頃からあまり情報がなくなっている感じです。その頃に何かあったのでしょうか。

昨年から探していたのですが、ようやく最近になって小森谷ナーセリーさんで販売しているのを見つけました。お値段は昔に比べると高価になってしまいましたが、小森谷さんは自家繁殖されているだろうし苗もしっかりした良いものなので、アガパンサス二種類と一緒に購入しました。

千葉はもう暖かいのでしょうね。思っていたより生長した状態の苗が届きました。球根というよりも太い地下茎のようなものから真っ白の根が出ていて、テンナンショウとかニオイハンゲとは違っています。カラスビシャク(ハンゲ)も球根になるので、どちらかというと温帯性カラーに近い性質なのかと思いました。

花が咲いたらまた紹介できるのではないかと思います。でもつぼみらしきものが見えないので、花は来年になるかな?

朝からシトシト雨降りですが、動き出しの早いチドリ類の植え付けをしました。消毒が不十分でサツマチドリが一球カビてしまいましたが、他は問題なしだったのでやっぱり冷蔵庫で保管するのが良さそうに思います。

今年は昨年までと培養土を変えていて、十和田砂の微粒というのを中心に日光砂小粒、水苔粉、もみ殻炭を混合しています。クロカミランを譲って頂いた九州の方に、チドリは微粒くらいの細かい用土を使うと球根がきれいに育つと教えて頂いたので、昨年に比べると粒土間の隙間が少なくなっています。

その分水持ちが良くなっていると思うので、潅水量や回数は様子を見ながら変えていこうと思います。イワチドリも早く植えてあげないとなぁ。