九州産エビネ1
九州産の花未確認エビネということで入手したもの。葉の雰囲気にキリシマエビネを感じるとのことでヒゼンではないかという話しでした。咲いた花はゆったりした雰囲気で繊細な感じのタカネかヒゴではないかと思う花で、キエビネ好きのわたしとしてはなかなかに好みの花です。いわゆる並花というやつで価値の高い花というわけではありませんが、エビネを再開するにあたっては育てやすそうだしよいかと思います。
正面からは薄い黄色でキエビネのようなカロテン系の色素は強くありません。背面に少し紅の色素が入るので、花弁はちょっとオレンジがかっています。横に広いバランスはキリシマエビネっぽさを感じます。しかし花の形からはキリシマエビネの影響をあまり感じないので、ヒゴよりタカネと判断すべきかもしれません。
距は少し長いかな? とも思いますが、このくらいなら地エビネにもいくらでもある長さなのでヒゴっぽくはないですね。葉艶がなくてマットな感じもタカネらしさがあります。葉の幅がないのでキエビネの影響はそれほど出ていなさそうですが、エビネ素人のわたしにはなんとも判断が難しいです。
横から見ると平開咲きからやや抱え咲きで、ヒゴに多いうつむきではありません。これもタカネに多い咲き方です。総合的に判断するとヒゴかもしれないけどタカネだろうと思います。残念ながら香りはありませんが、ミカンっぽい花色は明るい雰囲気でたくさん咲いたら華やかな雰囲気なると思います。
もう一株タカネっぽいものも咲いてきました。こちらは明日にでも紹介したいと思います。
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