令和4年イワチドリその1

岩千鳥「天照」

ほとんどのイワチドリが咲き進み、「天照」もしっかり開いてくれました。GW中は天気の悪い日が多かったのですが、気温自体は高くて次々花が開いていくのは楽しくもありました。やっぱり完成度の高い品種だと思います。昨年から一球増えただけですが、親球の状態は来年も期待できそうに思います。唇弁の縁取りだけさらに追加されたような、二重縁取りの花なんかできたらいいんですけど。

岩千鳥・純白仁王

純白の仁王タイプということで、今では珍しくなったシンプルな品種です。普通花の純白もあまり見掛けなくなりましたし、この分野は「雪うさぎ」という人気のタイプに落ち着きそうに思います。軸にも子房にもアントシアンが発現しないので、遺伝性はよいと思います。花粉塊を確認していませんが、なんとなく見えてる感じだと黄色の花粉じゃないかと思います。

一見して純白花であっても、花粉塊がグレーのものは実生すると純白から普通花まで分離します。ヘテロなんでしょうね。

岩千鳥・紫一点

「雪炎」という品種に似たタイプの一点花で、雪炎より花型が良くなっています。普通花のタイプで紫一点では、この個体くらいがうるさすぎずいいのかなと思っています。花付きも良いので、株立ちにしたらなかなか見応えがありそうです。