オークションで入手した花・その2
こちらもオークション入手の交配種です。純白の仁王タイプで花の大きさが羽蝶蘭と変わらないレベルまで大きくなっています。その割に草丈は小さいままなので少々窮屈な感じもします。
コアニチドリとの種間雑種のエノモトチドリであれば、草丈も倍くらいに伸びて花と花の間も広くなるので、岩千鳥の園芸化を考えるのであればエノモトチドリ化というか「三宝」と同じように、エノモトチドリに戻し交配していく方向性が良いと思います。
こちらは四条斑紋タイプと呼ばれるもので、花の奥から点模様が四本唇弁に入るものです。大仁王もこの特徴があります。この花は大仁王を並花にした感じです。四条斑紋がきれいに入る花は案外少なくて、登録花で言えば「岩雷鳥(いわらいちょう)」「紀宝梅(きほうばい)」などでしょうか。
こんぺいとうや五月雨といったトンボ弁に点条が入る品種は非常に人気がありますが、四条斑紋タイプの遺伝子の先にあるのではないかと考えています。並花とはいえ四条斑紋はイワチドリらしい素朴な雰囲気で好きな花です。
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