
ほとんどのイワチドリが咲き進み、「天照」もしっかり開いてくれました。GW中は天気の悪い日が多かったのですが、気温自体は高くて次々花が開いていくのは楽しくもありました。やっぱり完成度の高い品種だと思います。昨年から一球増えただけですが、親球の状態は来年も期待できそうに思います。唇弁の縁取りだけさらに追加されたような、二重縁取りの花なんかできたらいいんですけど。
小型のランや山野草の話題が中心です
ほとんどのイワチドリが咲き進み、「天照」もしっかり開いてくれました。GW中は天気の悪い日が多かったのですが、気温自体は高くて次々花が開いていくのは楽しくもありました。やっぱり完成度の高い品種だと思います。昨年から一球増えただけですが、親球の状態は来年も期待できそうに思います。唇弁の縁取りだけさらに追加されたような、二重縁取りの花なんかできたらいいんですけど。
今年もイワチドリの開花が始まりました。先陣を切ったのは紀牡丹とオオイワチドリの二種。他のイワチドリもつぼみが大きくなってきましたが、まだ開花にいたりません。4月は明日までなので、もう一品種くらい咲いてくれることに期待しています。紀牡丹は古い登録品種ですが、優しいピンク色と喉元の二条線が落ち着いた印象で良い花です。
イワチドリがほとんど終了を迎えまして、代わってクロシオチドリとクロカミランが咲き始めました。ウチョウランも早いものは咲いています。昨年より舌のピンクが濃く出ているクロシオチドリの白地斑紋花です。相変わらず草姿の割に大きな花を咲かせてくれます。
クロシオチドリというのは、ウチョウランの地域個体群の一つと考えられていて、学名上はウチョウランと分けられていません。同様の個体群に、ツルギチドリ、テバコチドリ、小豆島ウチョウラン、ガンコラン、サイカイチドリといったものが有りましたが、現在も区別されて残っているものは小豆島ウチョウランくらいかもしれません。
その点クロシオチドリは、個体数が多かったのかいち早く保存会が発足したおかげか、今日でも多くの特徴有る個体が維持されています。早咲き、花が大きい、暑さに強いなど良い性質が多いので、今後も長く作り続けられて欲しいです。