ヒゼン「天心」

クリーム弁に覆輪をかける赤紫舌。古典品種の天心です。ラブリーガーデンさんから購入したもので、いかにもヒゼンっぽいうつむいて咲く品種です。

あまり情報がないのでどんな特徴がある、みたいなことはよく分かりませんが、素直で育てやすそうな感じて、葉は細身で長く伸びてキリシマエビネの特徴を残しています。ヒゼンといっても地エビネよりじゃなくてキリシマエビネ寄りのヒゼンという感じです。

友禅x美舟

第三弾、丹頂タイプ同士の交配で、友禅x美舟です。初花とはいえとてもコンパクトな草姿で、花の大きさの割に葉も小さくて、チャボ性のエビネだと嬉しいなと思いました。

花は白弁白舌に中央だけ赤味がのります。もう少し範囲が広く出るか、純白の方がよかったかもしれませんが、これはこれでアクセントになって可愛いかなとも思います。花は3cm程で中輪サイズです。来年以降一回り大きくなれば、チャボの割に大輪? の白花品種として面白いかもしれません。

有楽x群青

福山えびねさんの交配えびね第二弾は、雪白弁桃舌の有楽と緑弁青舌の群青の交配株です。飛鳥と神楽舞の交配でも感じましたが、両親の中間の性質を示すことが多いようですね。花色に関してだけかもしれませんが面白いものです。

強風でつぼみと花茎に傷を作ってしまいました。今日は風が強くないだろうと思っていても、夕方の3時間だけ突風が吹いたりこの時期の山梨は恐ろしいです。

先日紹介した「御代の旗」と同じくラブリーガーデンさんから入手した、新島産のニオイエビネ「紫聖殿」です。御蔵紫聖殿というニオイエビネが濃い紫の梅弁で有名ですが、それとは別の品種です。おそらくですが御代の旗と同じ時代に選抜された古くからあるニオイエビネだと思います。

この品種もとてもよい香りがするニオイエビネで、御代の旗と香りは同じと感じました。少しだけ御代の旗の方が香りが強い気がしました。

飛鳥x神楽舞

最初は、エビネガチャというタイトルにしようかとも思ったのですが、ガチャってあまりイメージがよくないのでこちらのタイトルにしました。でもやっていることは変わらないのですけどね。交配苗の今春開花見込み品を購入して、どんな花が咲くかワクワクしながら楽しみに待つというものです。

最初に咲いたのがこちら、福山えびねさんからヤフオク経由で購入の、大輪丹頂花の飛鳥x黄弁赤舌大輪の神楽舞で咲いた花です。強風で花茎とつぼみのいくつかに葉擦れによる黒シミを出してしまいました。ほんとうに甲州の春先の「馬鹿風」はひどいものです。台風並というか台風そのものの強風が一日吹き荒れます。