葉物が好きで中でもグラス類が好みです。その中で一、二を争うのがこのカラマグロスティス・オバーダムです。寒さに強い宿根グラスで、日本にも仲間のノガリヤス、ヤマアワなどが自生します。
真っ直ぐに伸びる性質が強くて、いっけん硬そうなイメージがありますが、とても柔らかい風になびく葉っぱをしています。ススキみたいに手を切ってしまうこともありません。
夏にふわっとしたタテに尖った穂を出します。縞斑の清涼感もあわせて涼しげな印象で、個人的に納涼グラスと呼んでいます。
ノガリヤスの仲間は林と草原の境のような環境に生えるので、かんかん照りで乾燥した環境は苦手なように思います。小さく株分けしすぎると、元気になるまで時間が掛かりますので、分ける時は10本以下にしないようご注意を。