ガーデニング

浅間クリスマスローズガーデンさんから、輸入のチベタヌス苗が送られてきました。今年はいつもより遅かったみたいですが、幸い? 12月に入ってからあまり寒くなっていないので良かったです。左の株が甘粛省天水のチベタヌスで、小輪の赤みの強いお花のチベタヌスです。

右の株は陜西省太白山のもので、薄いピンクにぼかしのような濃いピンクの筋が広がる美しいお花を咲かせるそうです。こちらは見たことのないタイプなので楽しみです。太白山の株の方が根が黒くなっているものの、地下茎は大きくしっかりしています。

ガーデニング,クリスマスローズ

チベタヌス植え付けて三年たって、芽数がかなり増えすぎたので、株分けをかねて植え替えをしました。植えた翌年は咲いてくれましたが、その後、今春と二年続けて花芽が付かなかったのでその心配もあります。

植木鉢は山野草趣味の方にはおなじみ、丹波立杭焼の伝市鉢です。シャジン鉢というタイプの6号鉢を使っています。チベタヌスは地下部の発達がよいので地上部に対して大きめのサイズが良いと思います。

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今季購入した大木ナーサリーさんのクリスマスローズをもう一点紹介します。ゴールド系が好きなので、またしてもゴールドのお花です。

コロコロした丸弁のカップ咲きで、草姿の割に一番花から背丈が出て咲いています。原種のオキシデンタリスは、ピレネー山などを原産地とする、濃い緑色の小花を咲かせる種類で、薬草として使われた歴史があります。

ヴィリディスと近縁で、以前は変種に扱われていました。原産地が重ならないことから今は別種になっています。ヴィリディスに比べてカップ咲きの形の良い個体が多いようです。

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大木さんのクリスマスローズを久しぶりに購入しました。大木さんというと原種交配で有名ですが、最初の頃のいかにも野性味あふれるお花から変わってきていると思います。

写真のお花もそうですが、雑味が抜けてきたというか、交配一代目、二代目の株にあった色の濁りみたいなものが抜けているように見えます。

ゴールドの遺伝子を持つ、特徴の現れているものをオーレア系と呼んでいるそうです。このお花はオーレア系と原種のアトロルーベンスの交配種で、アトロらしいグラデーションが入るのが特徴と思います。

アシュードの元々のプリムローズも、こんな感じのお花が多かったように記憶していますが、大木さんの交配だけあって全体的に小型で小輪です。花付きも良いようですし、寄せ植えで使っても見栄えがしそうです。